公開調教参戦記

M時開脚縛り「公開調教」というものを私自身はまだ主催したことがない。今後も、参加者を一般から募るという形での「公開」は多分ないのではないかと思う。その理由はこの「参戦記」の最後に…

その催しに参加の問い合わせをしたのは偶然、というか私のちょっとした勘違いがきっかけだった。主催者とそのパートナーさんからの参加のお誘いが、とあるSM掲示板に書き込まれていたのだが、私はてっきりその主催者さん、つまり「主」が女性だと思い込んで問い合わせをした。たぶん最初から普通の「主=男性」「調教対象のパートナーさん=女性」とわかっていたらそのまま見過ごしていたかもしれない。女性の性的なツボを知り尽くした女性の調教者が、M女性を調教するというのは、いったいどういうものなのだろうという好奇心から、書き込みに興味を持ったのだ。勘違いは問い合わせの返信ですぐに主催者から指摘されたが、そういう偶然も何かの縁と思い、ともかく参加してみることにした。

その催しはある土曜日、ホテルのスイートルームで行われた。都心にあるホテルの指定された場所に行って電話で連絡を入れると、紳士的で落ち着いた声が部屋番号を告げた。自分の直感を信じてそのまま参加することにして部屋に向かうと、そこにはすでに開始予定時刻を少し過ぎていたが「人生の達人」然とした紳士と、二十代後半のパートナーさんの二人だけが待っていた。少し早かったかなと思ったが、誘われるままに世間話などをしているとほどなくもう一人の参加者がやってきた。こちらも少なくとも私より年上である。あとでお互い年齢の話になったが結局この二人は60歳代だった。人生いくつになっても楽しんでいる人はいるのだな、と驚くやら、うらやましく思うやら。もしや私が最年少?という状況だったが、もう少し遅れて30代とおぼしき人が参加してきたので、最年少はその最後の参加者となった。

そこで行われた調教とプレイの内容については、主催者とそのパートナーさんのプライバシーにも関わるものなので細かく書く事は避けるが、結果として主催者さんの思惑ほどには盛り上がらないものとなったのではないかと思う。理由はいろいろあるだろうし、私のプレイスタイルと他の方のスタイルの違いにもその一端があったのかもしれない。しかし一番大きかったのは、複数の男性が見ている状況ではそもそも、いかにM性が強い女性であっても羞恥が快感のスイッチを入れるところまで行きにくいということではないだろうか。それぞれに経験が長く、自身のプレイスタイルを確立しているプレイヤーが複数集まった状況では、なかなか一貫したプレイの流れを作ることも難しい。

もし、自分の調教パートナーを第三者の手に委ねるとしたら、複数の参加者をその時限りで一般から募る「公開調教」ではなく、信頼のおける、プレイスタイルも熟知した知人の内から最初は一人ずつを単独で、だんだんに慣れてきたら数人の協力者に参加してもらうという形が良いのではないかと思う。

ともあれ、いろいろと勉強になる催しではあった。主催者さんとパートナーさんの、ますますのパートナーシップを祈念する。

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